橋・・・橋?そう、川にかかっている橋の話です。
橋についてのいくつかのルールをご存じでしょうか?
橋には出入り口があるんです、そして、川が濁らないための想いも隠されています。
実は、橋には入り口と出口があるんです。
想像してください。どっちが入り口でどっちが出口ですか?
「渡り始めが入り口で、渡り終わった所が出口でしょ!」
そう思われるお気持ちはわかります(笑)
が、いちおう橋にも入り口と出口が決まっているのだそうです。
JRの列車の上り列車と下り列車、どっちが上り列車でどっちが下り列車かご存じですか?
これは、東京に向かうほうが上り列車、そして、東京から遠ざかるほうが下り列車なんだそうです。
橋もこれと同じで、東京に向かうほうが「橋の入り口」になるのだそうです。これは、国道も東京から始まって周辺に向かってゆく、というルールに基づいています。
そう思って近くの橋を確認してみてください。県道や市道の 小さな橋だとこのルールに従っていないかもしれませんが、国道なんかだとこの「東京側が入り口」ルールに従っているはずです。
橋の入り口と出口の違いを見分ける方法があります。
橋の入り口は、いわば正面玄関。
その橋の名前が漢字で書かれています。
石とかに彫り込んだものが多いですが、金属板なんかもありますね。
そして橋の出口は、橋の名前が「ひらがな」で書かれています。 そこで、入り口と出口の違いがわかるんです。
写真は、ひらがな、そう、橋の出口ですね。
こちらも、出口側「はってんおおはし」です。
出口側の「ひらがな」で刻み込まれた橋の名前。 2枚の写真の違いは何でしょう。
そうですね、
1枚目は「によどかわはし」、
2枚目は「によどがわはってんおおはし」
1枚目は「によどかわ」と濁音がつかない。
2枚目は 「によどがわ」と濁音がついています。
この「によどがわはし」は昭和のはじめに作られた橋、もう一つの「はってんおおはし」は平成になってから作られたものです。
これは、「がわ」「ばし」というふうな濁音をわざと書かないようにしていたのだそうです。
理由は「川は橋にかかるもの、川が濁(にご)ることのないように」と縁起をかついで、わざと「かわ」「はし」と濁点(にごる点)を入れなかったのだそうです。
近年(いつからかは不明)はこのルールがもう適用されないとのことで、新しい橋は「によどがわ」となっています。
このによどかわはし、は昭和に作られた橋、はってんおおはしは平成になってから作られた橋です。
たかだか縁起担ぎで、「~がわばし」を「~かわはし」と濁点を外した、外さないの話ではあるんですが、
昭和の初めのころの川=自然に対する畏敬の考え方
平成の川=治水事業でコントロールしているもの
という川に対する考え方の違いが出ているように感じます。
個人的には、わざわざゲン担ぎに「がわ・ばし」を濁点のない「かわ・はし」にした、昭和の考え方がちょっと粋な感じがしていいなぁ、と思います。
たかが橋の名前の濁る濁らないだけですが、昭和の頃は、そんなことも考えていたのだなあ、などと考えさせられます。 ぜひ、近所の国道の橋の名前、ご覧になってみてくださいね。
橋には出入り口があるんです、そして、川が濁らないための想いも隠されています。
濁らない話 橋の出入り口? いなか暮らし 川の話
「橋には入り口と出口がある」ってご存知ですか?
実は、橋には入り口と出口があるんです。
想像してください。どっちが入り口でどっちが出口ですか?
「渡り始めが入り口で、渡り終わった所が出口でしょ!」
そう思われるお気持ちはわかります(笑)
が、いちおう橋にも入り口と出口が決まっているのだそうです。
どっちが橋の入り口?
JRの列車の上り列車と下り列車、どっちが上り列車でどっちが下り列車かご存じですか?
これは、東京に向かうほうが上り列車、そして、東京から遠ざかるほうが下り列車なんだそうです。
橋もこれと同じで、東京に向かうほうが「橋の入り口」になるのだそうです。これは、国道も東京から始まって周辺に向かってゆく、というルールに基づいています。
そう思って近くの橋を確認してみてください。県道や市道の 小さな橋だとこのルールに従っていないかもしれませんが、国道なんかだとこの「東京側が入り口」ルールに従っているはずです。
と言われてもねえ・・・橋の入り口と出口の違いはどこにあるの?
橋の入り口と出口の違いを見分ける方法があります。
橋の入り口は、いわば正面玄関。
その橋の名前が漢字で書かれています。
石とかに彫り込んだものが多いですが、金属板なんかもありますね。
そして橋の出口は、橋の名前が「ひらがな」で書かれています。 そこで、入り口と出口の違いがわかるんです。
さて、下の写真は入り口?出口?
こちらも、出口側「はってんおおはし」です。
上の写真の違い、わかりますか?
出口側の「ひらがな」で刻み込まれた橋の名前。 2枚の写真の違いは何でしょう。
そうですね、
1枚目は「によどかわはし」、
2枚目は「によどがわはってんおおはし」
1枚目は「によどかわ」と濁音がつかない。
2枚目は 「によどがわ」と濁音がついています。
この「によどがわはし」は昭和のはじめに作られた橋、もう一つの「はってんおおはし」は平成になってから作られたものです。
濁らない川、希望します
理由は「川は橋にかかるもの、川が濁(にご)ることのないように」と縁起をかついで、わざと「かわ」「はし」と濁点(にごる点)を入れなかったのだそうです。
近年(いつからかは不明)はこのルールがもう適用されないとのことで、新しい橋は「によどがわ」となっています。
たかが濁点をはずしただけなんだけれど・・・
このによどかわはし、は昭和に作られた橋、はってんおおはしは平成になってから作られた橋です。
たかだか縁起担ぎで、「~がわばし」を「~かわはし」と濁点を外した、外さないの話ではあるんですが、
昭和の初めのころの川=自然に対する畏敬の考え方
平成の川=治水事業でコントロールしているもの
という川に対する考え方の違いが出ているように感じます。
個人的には、わざわざゲン担ぎに「がわ・ばし」を濁点のない「かわ・はし」にした、昭和の考え方がちょっと粋な感じがしていいなぁ、と思います。
たかが橋の名前の濁る濁らないだけですが、昭和の頃は、そんなことも考えていたのだなあ、などと考えさせられます。 ぜひ、近所の国道の橋の名前、ご覧になってみてくださいね。
いなか暮らし 川の風景
いなか暮らし 高知県仁淀川河口あたり
いなか暮らし、里山に暮らすこと、町で暮らすのとはちがう価値観の日々
あなたも、いなかに移住をしてみませんか?
いなか暮らし、家族で過ごす里山の日々サイトマップ
copyrght(C)2018,tomosige kusunose
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