里山に暮らして10年。
恐ろしい体験をしたことがあります。
それは・・・
ある、雨が降る夜のことでした。
「柔らかい銀行」という携帯会社の関連会社から、私の携帯に営業の電話がかかってきました。
「柔らかい銀行ですけど、自宅にコンセントにさすだけのWi-Fiステーション置きませんか?」
そう、わりとしつこい対応をする、勧誘の電話です。
「いいよ。」
私は答えました。
「ありがとうございます。では、お客様の住所を教えていただけますか。」
「○○町の△△番地です。」
「わかりました、すぐお調べします。」
・・・・数秒後・・・
「お客様の住所は、エリア外ですので無理ですね。」
「いや、うちね、いちおうアンテナたつし、」
「エリア外なので、ダメですね」
「いや、そこをなんとか試しにでも・・・」
「いえ、貸し出しとかやってないんで無理です。ありがとうございました。」
しつこい営業さんもあっさり引いてしまう、その恐ろしい場所・・・携帯電波のエリア外・・・キャー!(バックで女性の叫び声)
こんなこともありました。
「電波改善のメールいただきました、ココモです。」
「はい、ココモさんの電波のスマホ使ってるんですが、電波の入りが悪いんです、なんとかなりませんか?」
「お調べします・・・えっと、うちのユーザーさんではないようですが、フリーシムをお使いですか?」
「はい、ですが、電波はココモさんの電波なので。」
「申し訳ございません。フリーシムの方は、使われているシムの会社さんに電波改善要求してもらえますか?」
「ココモさんの電波ではないんですか?」
「はい、そうですが、ココモでは、ユーザーさんの電波改善要望しか受けられないんです。」
ていのいい、拒否の回答ですね。
電波提供していても、改善してくれない、恐ろしい場所・・・携帯電波のエリア外・・・キャー!(バックで女性の叫び声)
わが家から、約1kmのところに、柔らかい銀行さんとココモさんのアンテナがたっています。でも、山陰になって、どちらもエリア外になってしまうんです。
1kmといえば、ゴルゴ13なら確実に標的にヒットさせるくらいの距離なのに・・・
スマホの受信感度を良くするための工夫
前置き長くなりました。
で、結果として、わが家のスマホは、3Gでアンテナが1本、ときどき途切れるという状態なんです。
ええ、通話は、なんとか出来ます。外に出れば(笑)
データ通信できます。窓際で。
雨の日は、電波よくとぎれます。
動画ですか?あきらめてます。
うちの集落に暮らしているのは、現在2世帯。
私が、もし通信事業者だとしても2世帯の集落のために、集落にアンテナは立てないと思います。
ええ、立てませんとも(笑)
仕方がないのでスマホの電波改善のための方法を試してみました。
といっても、電波の知識もない素人。
WEB検索していくつかの方法をみつけました。
- アンテナを購入する
- スマホの後ろに電波改善のシールのようなものを貼る
- 八木アンテナをつくる
- 調理のボウルをパラボラのかわりにしてみる。
- 反射板をおく
1、アンテナ購入 2、シール購入は賛否両論あり、お金もかかるので今回は見送り
3、自作もできそうだが、時間がかかるので見送り
4、ボウルでパラボラ
5、反射板
を試してみました。
スマホの電波改善のための方法
結果から言います。
5、の反射板を作る、が一番効果ありです。
電波の途切れがほぼなくなりました。
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電波改善反射板 |
こんな感じです。反射板の大きさは、90cm×90cmくらいが良いらしいのですが、
とりあえず、100円ショップで、ガスコンロ用アルミパネル(90cm×50cm)を購入。
反射板のセットの方法としては、うちの場合は、アンテナのある方向に対し垂直にセットし、その前にスマホを置いています。
もちろん、家の外の高い所とかに反射板をセットして、反射させて家に電波を入れるのが理想でしょうが、それも角度の問題とか難しそうなので、簡易な方法です。
それでも結構効果があります。
ボウルでパラボラアンテナで電波改善?
ボウルでパラボラアンテナにする方法も、効果がありました。
しかし、大きさが直径30cm程度だと、電波が安定しません。
反射板方式に比べて、安定しませんでした。
いろいろがんばってるのね
スマホの受信感度が悪いのも、いなかぐらしの一つの現実です
3Gで、アンテナ1本?
そんなアホなと思われるかもしれませんが、電波が途切れるか途切れないかのところに住むわが家にとっては大変な問題です。
ネットでいくつか調べると、youtubeとかで、 ボールをパラボラ代わりにする実験を面白おかしくやっていますが、こちらは真剣。(情報としてありがたく拝見しましたが)
このスマホの受信感度をあげる方法として、電波発信のアンテナの位置がどこにあるのかを確かめておく必要があります。
電波の悪い方、是非試してみてください
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